1.3. インストールのためのiSeries ハードウェアの準備

インストールプロセスは、IBM iSeries プラットフォームに関して基本的な 知識を熟知しているとみなしていますのでIBMのConfiguring Linux in a Guest Partitionを参照してください。一般的に、 このセクションはConfiguring Linux in a Guest Partition document (http://publib.boulder.ibm.com/iseries/v5r2/ic2924/info/rzalm/rzalmlinuxkickoff.htm) の内容をすべてお読みになっているという前堤で説明されています。

ティップヒント
 

iSeriesに関する補足情報がオンラインでご覧になれます。

http://www-1.ibm.com/servers/eserver/iseries/linux/

インストールのためのiSeriesシステムの準備を行なうには、 Planning to run Linux on a logical partition ドキュメントのPlanning to run Linux on a logical partitionのセクション と Creating a logical partition to run Linuxのセクションにある説明に従います。 OS/400の機能の設定方法については、OS/400コマンドドキュメントを 参照してください(http://publib.boulder.ibm.com/iseries/v5r2/ic2924/info/rbam6/rbam6clmain.htm)。 iSeriesにおけるインストール準備の基本的な手順は次の通りです。

最初に、Work with system partitionsの画面を使って SSTでLogical Partitionを作成します。パーティションはタイプGuestにし、 プロセッサとメモリにいくらかの量を持たせてください。 また、割り当てられた仮想イーサネットかネイティブLANアダプタが必要になります。 Linuxパーティションを作成したら、それに対してホストパーティションを割り当てます。 Work with Partition Configuration画面で 新しいLinuxパーティション上にオプション13を選択します。 次に、新しいパーティションを作成した後、プライマリパーティションをIPLします。

V5R2 OS/400 との共有プロセッサを使用している場合、 パーティションに設定している最小と最大のプロセッサユニット内である限り、 パーティションに割り当てたプロセッサユニットの量を動的に変更できます。 プロセッサ数の最小0.10倍以下には動的にできません。 プロセッサまたはメモリの制限の変更はプライマリパーティションIPLを必要とします。

次に、OS/400コマンドラインからcrtnwsdコマンドを 実行してNWSDを作成します。パーティションフィールドにはSSTで作成した Logical Partition の名前が入っています。タイプGuestでCodepage437に なっているはずです。基本的なNWSDの場合、 Resource Nameには*Noneを使用し、その他のフィールドは すべてデフォルトのままにしておきます。—ブートフィールドは 項2.1.1で設定されます。

ibmsisドライバを使ってネイティブSCSIではなく仮想ディスクを使用すると 仮定した場合には、OS/400コマンドラインからコマンドwrknwsstg を実行してNWSSTG (仮想ディスク)を作成します。 作成したら、NWSDの名前を使って作成したNWSDにリンクを追加する必要があります。