4.5. CD-ROMからのインストール

CD-ROMからRed Hat Enterprise Linuxをインストールするには、CD-ROMオプションを 選択してOKを選びます。 指示されたら、Red Hat Enterprise LinuxCDをCD-ROMドライブに挿入します(CDから起動しなかった場合)。 CDがCD-ROM ドライブに挿入されたら、OK選択して、[エンター]を押します。

そうするとインストールプログラムはシステムを調査して、 CD-ROMドライブを識別しようとします。 最初にIDE(ATAPIとも呼ばれる)CD-ROMドライブの検索が行われます。 見つかれば、インストールプロセスの次のステップに進みます(項4.12を参照)。

注意注記
 

この時点でインストールを中止するには、マシンを再起動してからブートディスク またはCD-ROMを取り出します。 インストール準備完了のスクリーンまでなら、 いつでもインストールを安全に取り消すことができます。詳細については、 項4.25を参照してください。

CD-ROMドライブが検出されず、それがSCSI CD-ROM なら、 インストールプログラムはSCSIドライバを選択するよう要求します。 使用するアダプタに最も近いドライバを選択します。 必要であれば、ドライバのオプションを指定することができます。 ただし、ほとんどのドライバはSCSIアダプタを自動的に検出します。

ティップヒント
 

CD-ROMドライブに関する オプションのパラメータの抜粋リストが、 Red Hat Enterprise Linux リファレンスガイドの付録一般的な パラメータとモジュールにあります。

4.5.1. IDE CD-ROMが検出されない場合

x86、AMD64、Intel® EM64Tのシステム上で IDE(ATAPI) CD-ROMを使用しているのにインストール プログラムがそのIDE(ATAPI) CD-ROMを検出できず、使用しているCD-ROMドライブのタイプを尋ねてくる場合は、次のブートコマンドを試してみてください。インストールを再スタートして、boot:プロンプトでlinux hdX=cdromと入力します。Xの部分には、ユニットが接続されているインターフェースの種類と、それがマスターとスレーブ(プライマリとセカンダリとも呼ばれる)のどちらに設定されているかによって、次の文字から1つ選択して入れ換えます。

3番目、4番目のコントローラがある場合は、 アルファベット文字を上記に続けて、コントローラの順番、 マスター、スレーブ の順序で割り当てます。