2.12. システムのパーティション設定

この時点で、インストールプログラムに対して Red Hat Enterprise Linuxをどこにインストールするか指示しなければなりません。これはRed Hat Enterprise Linuxがインストールされる1つまたは複数の ディスク パーティションにマウントポイントを定義づけることで行ないます。

図 2-9. Disk Druidを使用して パーティション設定

インストールプログラムによって使用されるパーティション 設定ツールがDisk Druidです。 よほど難解な状況を除いては、Disk Druid は典型的なインストールのパーティション 設定要件に対応できます。

2.12.1. DASD デバイスの グラフィカルな表示

Disk Druidでは、 ご使用のDASD デバイス をグラフィカルな表示で見ることができます。

マウスを使って、グラフィカルな表示の特定フィールドを 一度クリックして強調表示します。ダブルクリックして 既存パーティションの編集 とマウントポイントの割り当てをします。

ディスプレーの上には、ドライブ名 (/dev/dasda)など)、Geom (ハードディスクのジオメトリを示し、ハードディスクからの 報告によるシリンダ、 ヘッド、セクタを示す3つの数字から構成される)、インストールプログラムで検出された ハード ドライブのモデルが表示されます。

2.12.2. Disk Druidのボタン

これらのボタンでDisk Druidの 動作をコントロールします。パーティションの属性を 変更したり(例えば、ファイルシステムのタイプやマウント ポイント)、RAIDデバイスを作成するのに使用されます。この 画面上のボタンは、実行した変更を承認したり、 Disk Druidを終了するのにも使用されます。 詳しい説明は、順番にそれぞれのボタンを見ると確認できます。

2.12.3. パーティションフィールド

パーティション階層の上には、 作成しているパーティションについての 情報が提示されるラベルがあります。 これらのラベルは以下のように定義されて います。

RAIDデバイス/LVMボリュームグループメンバーを隠す: 作成されたRAIDデバイスまたはLVM ボリュームグループ メンバーを表示したくない場合にこのオプションを 選択します。

2.12.4. パーティション設定に関する推奨

特に必要がない限り、以下のようなパーティションを作成することをおすすめします。

2.12.5. パーティションの編集

パーティションを編集するには、編集ボタンを選択するか、またはそのパーティションの上でダブルクリックします。

注意注記
 

ハードディスク上にすでにパーティションが存在する場合は、パーティションのマウントポイントを変更することしかできません。他の変更をしたい場合は、一度パーティションを削除して、再構成する必要があります。