Red Hat Enterprise Linux 3: IBM®eServer™iSeries™及びIBM®eServer™pSeries™ アーキテクチャ用 インストールガイド | ||
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この情報はiSeriesシステムのユーザーには適用しません。
X Windowシステムをインストールしていて、Red Hat Enterprise Linuxシステムにログインした時に、 グラフィカルなデスクトップ環境を出せない場合は、startxコマンドを 使用するとX Windowシステムのグラフィカルインターフェースを起動することができます。
このコマンドを入力して、
しかし、これは一度きりの修整ですので注意してください。今後のログイン手順を 変更するものではありません。
グラフィカルなログイン画面にログインできるようにシステムを設定するには、 /etc/inittalファイル内にあるランレベル選択の一桁の数字のみ 変更してファイル編集をする必要があります。この編集作業が終了したら、 コンピュータをリブートします。次回のログインからグラフィカルなログインプロンプトが 出るようになります。
シェルプロンプトを開きます。ユーザーアカウントで操作しているなら suコマンドをタイプしてルートになります。
ここで、gedit /etc/inittabとタイプして、 geditでファイルを編集します。 /etc/inittabファイルが開きます。最初の画面には、 以下のようなファイルの一部分が表示されます。
# Default runlevel. The runlevels used by RHS are: # 0 - halt (Do NOT set initdefault to this) # 1 - Single user mode # 2 - Multiuser, without NFS (The same as 3, if you do not have networking) # 3 - Full multiuser mode # 4 - unused # 5 - X11 # 6 - reboot (Do NOT set initdefault to this) # id:3:initdefault: |
コンソールからグラフィカルなログインに変更するには、 id:3:initdefault:の行にある数字を 3から5に変えます。
![]() | 警告 |
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デフォルトのランレベルの数字だけを 3から5に変更してください。 |
変更した行は以下のようになるはずです。
id:5:initdefault: |
変更に間違いがなければ、
これで、リブート後の次回ログインからグラフィカルな画面が出るように なります。
X (X Window システム)の起動に問題があるようなら、 X Windowシステムがインストールの実行中にインストールされていない可能性があります。
X Windowシステムが必要な場合は、Red Hat Enterprise Linux CD-ROMからそのパッケージをインストールするか、 アップグレードを実行します。
アップグレードを選ぶ場合は、X Windowシステムパッケージを選択し、アップグレードパッケージの 選択の過程で GNOME か KED のどちらか、または両方を選びます。
セットアップエージェントでユーザーアカウントを作成しなかった場合は、 rootとしてログインして、rootに割り当てているパスワードを入力します。
rootのパスワードを思い出せない場合、システムをlinux single としてブートします。
シングルユーザーモードでブートして、#プロンプトが出たら、 passwd rootとタイプします。 これで root の新しいパスワード が入力できるようになります。この時点で、shutdown -r nowとタイプすると新しい root パスワードでシステムを再起動することができます。
ユーザーアカウントのパスワードを忘れた場合は、rootとして操作する必要が あります。rootになるには、 su -と入力した後にプロンプトの 要求に応じてrootパスワードを入力します。そして passwd <username>と 入力して下さい。これで指定されたユーザーアカウントの新しいパスワードを入力し直すことがきます。
グラフィカルなログイン画面が出ない場合は、ハードウェアの互換性問題を確認してください。 ハードウェアの互換性リスト は次のサイトにあります。
http://hardware.redhat.com/hcl/ |