第 24章. Samba

Sambaは、SMBプロトコルを使用して、ネットワーク接続全体でファイルとプリンタを共有します。 このプロトコルをサポートするオペレーティングシステムには、Microsoft Windows、OS/2、Linuxがあります。

Red Hat Enterprise Linux 3 カーネルには、ext3ファイルシステムのアクセス制御リスト(ACL)のサポートが含まれています。 Samba サーバーがACLを有効にしているext3ファイルシステムを共有し、 クライアントシステム上のカーネルにext3ファイルシステムからのACL読み取り用の サポートがある場合、クライアントは自動的にACLを認識して使用します。 ACLについての詳細は、第8章を参照してください。

24.1. Sambaを使う理由

Sambaは、1つのネットワークにWindowsマシンとLinuxマシンの両方がある場合に役立ちます。 Sambaを使えば、ネットワーク内のすべてのシステムでファイルとプリンタを共有することができます。 ファイルの共有を Linuxマシン間だけで行なうには、 第23章で説明しているNFSを使用します。プリンタの共有をLinuxマシン間だけで行なうには、Sambaを使う必要はありません。 第36章を参照してください。