第 2章. スワップ領域

2.1. スワップ領域の説明

Linuxの中のスワップ領域は、 物理メモリ(RAM)の容量が満杯になった時に使用されるものです。 メモリが満杯の時にシステムがさらにメモリリソースを必要とする場合、 使用していないメモリのページをスワップ領域に移動します。 スワップ領域はRAMの容量が小さいマシンを援助しますが、 RAMを増大させる代替として考えるべきではありません。 スワップ領域はハードドライブ内に置かれていて、物理メモリよりもアクセス速度は低下します。

スワップ領域は、専用のスワップパーティション(推奨)、スワップファイル、或は、 スワップパーティションとスワップファイルの組合せのどれかであることができます。

スワップ領域の容量は、コンピュータのRAM容量の同等から2倍までの間、 あるいは32MBのどちらか大きい方を選択します。 ただし、2048MB(または2GB)以上にはできません。